JSAMマレーシア日本人学生会

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新たな市場を見出せる人材?

本日11月9日、歴史的な1日となりました。

共和党のドナルド・トランプ氏が次期大統領に決まりました。

マレーシアに留学する学生として思うことがあったので投稿します。

 

選挙終了まで各メディアで勝利が予想されていた民主党のヒラリー・クリントン氏を破り、トランプ氏の大逆転勝利。

CNNによる昨日のクリントン氏の当選確率は78%だったはずです。

 

多くのメディアや都市部のインテリ層は、大統領選当初から「こんなバカ野郎に投票する奴なんかいない」、「トランプに投票する奴は低学歴な層だ」「だから最後はクリントンが勝つに決まっている」と報じ続けていました。

 

しかしどうでしょう?

事実、トランプ氏は地方やブルーカラー労働者が多い地域で大きく票を稼ぎました。

その一方、民主党のクリントン氏は同党の牙城であるはずだった都市部・高所得者層の票が思っていたほど稼げず、苦戦。

 

クリントン氏の圧勝!と言っていたメディアやインテリ層は、予想を見誤っていたのでしょうか?

もしかしたら、途中から現実を直視することが出来なかったのではないでしょうか?

 

「トランプ勝利」を予測するAIの存在があった上で「こんなことがあってはならない」と思う人間のバイアスが存在したのではないでしょうか?

事実として示されていた論理的なデータ・現実を直視出来ず、「みんながトランプみたいなメチャクチャ野郎に投票するわけないだろう!」と勝手に思うのは、脳がトラウマから自分を守ろうとする’逃げ’の心理だったのではないでしょうか?

 

この選挙、トランプ氏の勝利だけではありません。

地方住民や中間層の不満や本音と向き合えず、最も大きな国民のニーズ(最も広い投票者市場)を見出せなかったクリントン陣営及びメディアやインテリ層の敗北だとも言えると思っています。

 

残念なことに、同じ事は日本でも起きています。

かつて世界中で大きなシェアを誇った自動車・家電をはじめとした日本製品。

僕たちがいるマレーシアを初めとしたASEAN諸国の今のシェアはどうでしょう?

日本のお隣中国や韓国のモノが当たり前のように溢れ、スマートフォンやパソコン等の近年登場した製品に関しては、むしろ日本製品を見る事の方が少ないでしょう。

 

製品だけでなくサービスも含めて、新興国をはじめとする海外市場の活発化に日本企業が対応出来ているとは思えません。

きっとそこにあるニーズ、広がる市場にどこかで気付いていたのに、向き合う事から逃げていたのです。

日本企業は、新興国をはじめとした海外では日本の製品をすぐには買えるようにはならないと、完全にナメてかかっていたのです。

 

結果として、その市場規模は予想しないほどに大きくなり続け、ここマレーシア及びASEANをはじめとした新興国では、かつて日本の得意分野と言われた製品・サービスのシェアさえ他国の企業に先を越されています。

 

 

マレーシアという、未だに多くの日本人が注目できていないマーケットをいち早く探し当てることが出来た私達は、これから常に最新の世界情勢を追い続けることが可能です。

凝り固まった考えや視点は捨て、常に新たな可能性に向き合い続けることが出来る人材なのです。

 

 

約8年前、オバマ大統領は「CHANGE」を掲げて当選しました。

そして今回、クリントン氏の政策は現状維持。

トランプ氏は様々な変革を語り、結果的に人々はそれに期待を寄せました。

 

実は相当数存在していた、現状に不満を抱えている人間達。

その相当数に着目し、いかに夢を見せるか?ということを成功させたのがオバマとトランプなのではないでしょうか。

 

同時に、もしこれが世界の潮流ならば、今後世界は本当に予想外の方向に進むのかもしれません。

大きな規模の市場やニーズがどこに隠れて存在しているか、簡単には見つけることが出来ない世の中になりつつあるからです。特に、日本企業は未だにこれを見つけるのが苦手です。

 

数ある国の中から、お世辞にも知名度が高いとは言えないマレーシアを留学先に選ぶ位の学生達です、実は、既にある程度には視野が広い人間かもしれません。

しかし、新たなニーズはどこにあるかは常に探し続ける必要があると、トランプに教えられた気がした1日でした。